財布に厳しい円安…高い食事代　かみしめたハンバーガーの味【Bonjour　Paris　熊日記者パリ五輪リポート】

熊本日日新聞 2024年8月8日 21:32
マクドナルドの店舗。注文はタッチパネル式＝パリ市内
マクドナルドの店舗。注文はタッチパネル式＝パリ市内

　パリでの生活が2週間を過ぎた。迷路のような地下鉄の乗り換えに迷うこともなくなり、お気に入りのスーパーを見つけて食料調達もスムーズにいくようになった。ただ、円安の影響からは逃れられないようだ。

　一番分かりやすいのが、世界共通のマクドナルドの値段比較だろう。ビッグマックにポテトとドリンクが付いたセットは10・3ユーロ。日本円で1700円ほどか。日本と同じサイズ感で価格は2倍以上。気軽には手を出せない。大好きなマックチキンも高かった。こちらも日本では考えられないほど高額だったが、背に腹は代えられない。いつもよりゆっくりと、かみしめるように丁寧にいただいた。

マクドナルドのマックチキンセット
マクドナルドのマックチキンセット

　ほかにもペットボトル500ミリリットルの水が1本300～400円。スーパーの総菜コーナーのパスタは一つ千円。レストランでは、軽食のプレートが一つ3500円前後だ。現地はもともと物価高で、さらに円安が加わったのだという。渡航前に覚悟はしていたが、1日当たりの飲食費は約5千円。想像以上に財布に厳しかった。

　日本食が恋しくなってホテル近くの日本食の店舗に立ち寄った。持ち帰りの巻きずしが6個入りで約1500円、みそ汁1杯は500円相当…。何も買わずにそっと引き返した。（パリ＝熊日・廣瀬紗知）

ある日の夕食。1プレートで約3500円
ある日の夕食。1プレートで約3500円

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