土壇場の大技で一発逆転! 都市型スポーツにわくわく【Bonjour Paris 熊日記者パリ五輪リポート】

熊本日日新聞 2024年7月31日 21:44
都市型スポーツが行われるコンコルド広場の特設会場=パリ
都市型スポーツが行われるコンコルド広場の特設会場=パリ

 スケートボード女子のストリートを観戦し、日本勢の金メダル獲得の瞬間に初めて立ち会った。14歳の吉沢恋選手が優勝し、15歳の赤間凜音選手が2位。結果もさることながら、吉沢選手のように土壇場での大技で一発逆転が起こり得る都市型スポーツの面白さを感じた。

 スケートボードや今大会初採用のブレイキン(ブレイクダンス)が行われるのは、パリ中心部のコンコルド広場。特設会場に多くの観客が詰めかけ、華麗な回転技やスリリングな展開に歓声を上げた。

 試合では、選手同士が技の成功を喜び合う姿が印象的だった。失敗して途中で涙を流す選手をライバルが励ますシーンも。新興の競技ながら、互いを尊重する「スポーツマンシップ」が確かに息づいていた。

 女子の表彰台に上った3人は平均年齢15歳と若さに驚くばかりだが、熊本にも期待の星がいる。昨年のワールドスケートジャパン強化指定選手に選ばれた松本雪聖さんだ。取材当時は竜北西部小(氷川町)の6年生。「世界と戦う」ことを夢見ていた。彼女がいつか五輪の舞台に立つかもしれないと思うと、わくわくした。(パリ=熊日・廣瀬紗知)

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