エコ五輪へ簡素化徹底【Bonjour Paris 熊日記者パリ五輪リポート】
パリ五輪は「環境に優しい大会」を掲げ、二酸化炭素(CO2)排出量の大幅削減を目指している。運営面でも簡素化が徹底されているようだ。
各国の取材陣が集まるメインプレスセンター(MPC)を訪れた時の第一印象は「シンプル」だった。開幕前で本格稼働していないからかもしれないが、昨年秋の杭州アジア大会(中国)のMPCの派手な装飾に比べると、案内ブースなどは質素な造りだった。
競技会場までの交通手段は専用アプリで検索でき、開会式の観客には電子チケットが配布される。アジア大会で分厚い冊子だった取材資料の「メディアガイド」は今回、オンライン。アジア大会で配られたメディア用リュックや折り畳み傘もなかった。
各会場のごみ箱はペットボトルや可燃ごみなどに分別されている。選手村には、マイボトル専用のドリンクスタンドもあった。
街中には共同利用のシェア自転車がたくさん並び、移動で使う人も多い。7月のパリは日本と比べて湿度が低く、涼しくて過ごしやすい。自転車で街を散策するのも気持ちが良さそうだ。
MPCで100%リサイクル素材で作られた水筒をもらった。大会期間中、マイボトルとして使い環境負荷への低減に取り組もうと思う。(パリ=熊日・廣瀬紗知)
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