紙幣探知犬、税関で初導入 犯罪収益持ち出し阻止へ

共同通信 2024年8月8日 18:44

 財務省は8日、大量の日本紙幣を嗅ぎ分ける探知犬を、成田空港に配置した。国内の税関で初めて。特殊詐欺などで得られた犯罪収益が海外へ持ち出されるのを水際で阻止する狙い。

 同空港で検査の実演が報道陣に公開され、2匹の探知犬が紙幣のにおいを付けた資材入りのスーツケースを見つけ出し、税関職員へ知らせた。

 東京税関によると、不正薬物を嗅ぎ分ける麻薬探知犬を訓練し、紙幣を嗅ぎ分ける能力を身に付けさせた。全国に増やしていく方針だが、配置予定先などの詳細は明らかにされていない。

 上田健二監視部長は「100万円を超えて現金を持ち出す際は事前申告が必要。不正を防いでくれると期待している」としている。

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