離党でみそぎ、専門家批判 辞職せず説明せず雲隠れ

共同通信 2024年8月8日 07:16
 自民党本部
 自民党本部

 不祥事が発覚した自民党議員が議員辞職ではなく、離党で「みそぎ」を済ませる例が後を絶たない。捜査が進んでいることなどを理由に多くが説明責任を果たさず、国会も欠席がち。専門家は、バッジを着けたまま雲隠れを続けるのは「歳費目的だ」と批判する。党に対してではなく国民に向けて責任を果たしてほしいと強く求めた。

 「後でしっかり説明させていただきます」。7月30日、秘書給与詐取容疑で議員会館事務所などが家宅捜索を受けた広瀬めぐみ参院議員は東京都内の自宅でこう語った。同日、自民党を離党したが今も現職にとどまる。

 広瀬氏は同31日、再び自宅前で報道陣に姿を見せたが、無言を貫いた。今月7日現在、しっかり説明するとの約束は果たされていない。

 秘書や親族らによる地元有権者への香典提供容疑で関係先を家宅捜索された堀井学衆院議員も、強制捜査当日に離党した。しかし、公選法違反事件に関する記者会見は開いていない。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「社会」記事一覧