県の水俣病審査に不信感「もっと真剣に」 棄却されるまで20年間…大戸迫さん 患者団体、4日に熊本県知事と懇談
![手が震え、足も不自由であることを伊藤信太郎環境相らに訴える水俣病未認定患者の大戸迫智さん(中央)。右は姉の坂本みゆきさん=7月8日、水俣市(小野宏明)](/sites/default/files/styles/crop_default/public/2024-08/IP240731CTS000002000_02.jpg?itok=kv_IrzFl)
4日にある水俣病の関係団体と熊本県の木村敬知事の懇談では、公害健康被害補償法による患者認定審査の在り方が主な論点となる見通しだ。水俣市出身の大戸迫智さん(59)=宇城市=は、過去の認定申請で知事の棄却の判断が出るまで20年間待たされた経験...
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