うなぎ弁当で130人食中毒 90代死亡、京急百貨店の店舗

共同通信 2024年7月29日 21:51
 うなぎ弁当などを食べた客が食中毒を起こしたことを受け、謝罪する京急百貨店の金子新司社長(左から2人目)ら=29日午後、横浜市
 うなぎ弁当などを食べた客が食中毒を起こしたことを受け、謝罪する京急百貨店の金子新司社長(左から2人目)ら=29日午後、横浜市

 横浜市保健所は29日、土用の丑の日だった24日から25日にかけ、京急百貨店(同市)の地下1階の食品売り場で「日本橋鰻伊勢定」が販売したうなぎ弁当などを食べた客計130人が下痢や嘔吐などを発症する食中毒を起こしたと明らかにした。90代女性が死亡したが、因果関係ははっきりしていない。大半は軽症という。

 保健所は、販売した料理店経営会社「伊勢定」(東京)の10階にある飲食店、京急百貨店には地下1階の店舗や、弁当や総菜を作るために貸し出した調理場などの営業禁止処分をそれぞれ出した。

 保健所によると24~25日、弁当やかば焼きなど、少なくとも約1500食以上を販売。これらを食べた一部の人の便から下痢や嘔吐などの原因となる黄色ブドウ球菌が検出された。食材やまな板を拭き取った検体を検査し、菌が混入した経緯を調べる。

 京急百貨店の金子新司社長は29日午後に記者会見し「深くおわび申し上げる。原因究明に全力を尽くし、再発防止の取り組みを徹底する」と話した。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「社会」記事一覧