ブラジル政府、日本人迫害を謝罪 戦中戦後の強制退去と収監

共同通信 2024年7月26日 09:37
 「謝罪決定」と書かれたボードを持つブラジル政府の恩赦委員会のアルメイダ委員長(右端)=25日、ブラジリア(共同)
 「謝罪決定」と書かれたボードを持つブラジル政府の恩赦委員会のアルメイダ委員長(右端)=25日、ブラジリア(共同)

 【ブラジリア共同】ブラジル政府は25日、第2次大戦中に日本人移民を「敵性外国人」とみなして居住地から強制退去させた「サントス事件」と、戦後の動乱に伴うアンシエッタ島での収監について公式に謝罪した。日本人移民迫害を巡るブラジル政府の謝罪は初めて。人権・市民権省の恩赦委員会が審議していた。

 ブラジル沖縄県人会が謝罪を求めていた。恩赦委は政府の諮問機関。戦後の軍事政権下で起きた政治的迫害を主な審議対象にしているため、戦中の事件について謝罪するのは異例だ。第2次大戦では米国やカナダでも日系人が強制立ち退きを迫られ、両政府が謝罪している。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「国際」記事一覧