名古屋城天守閣、一部公開へ 耐震性不足で閉鎖中

共同通信 2024年7月17日 17:45
 名古屋城=2023年6月
 名古屋城=2023年6月

 名古屋市は耐震性不足で2018年から閉鎖している名古屋城天守閣について、安全上問題がない1階などに限って公開する方向で検討している。市が目指す天守閣の木造復元に向けた機運を高めるのが狙い。23年度の来場者数は新型コロナウイルス流行拡大前の水準に戻っており、観光資源として、一層の活用を図る目的もある。25年度中にも実施したい考えだ。

 市によると、公開を検討しているのは1階部分と、天守閣の脇にあるエレベーターが入る建物。この建物と天守閣をつなぐ渡り廊下から、18年に復元された本丸御殿を見渡せるようにする構想がある。復元に向けた取り組みを紹介する映像やパネルを設置する案もあり、市は25年度予算案への関連費用計上を調整している。

 23年度の来場者数はインバウンドが回復し、新型コロナ禍前と同水準の約205万人だった。一方、7月に名古屋城を訪れた訪日客からは「天守閣からの景色を見てみたい」「見学できるところが限られて残念」といった声が上がる。市は現在のコンクリート造りから木造への復元を目指している。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「暮らし・話題」記事一覧