兵庫県知事、辞職を否定 「信頼再構築し県政進める」

共同通信 2024年7月10日 19:20
 兵庫県庁で記者会見する斎藤元彦知事=10日午後
 兵庫県庁で記者会見する斎藤元彦知事=10日午後

 兵庫県の斎藤元彦知事は10日の定例記者会見で、自身のパワハラ疑惑などを告発する批判文書を配布した元県幹部の男性が死亡し、責任を問う県職員労働組合から辞職などを要求されたことについて「時間をかけて職員との信頼関係を再構築していくことが私の責任だ」と述べ、辞職を否定した。

 斎藤氏は文書で指摘された疑惑を改めて否定した上で「職員とのコミュニケーション不足を真摯に反省する。生まれ変わってより良い県政を進めたい」と繰り返した。疑惑の真偽を確かめる県議会の調査特別委員会(百条委員会)の調査に、しっかり応じていくのが責任だとも強調した。

 男性は7日に死亡しているのが見つかった。自殺とみられる。19日に百条委に証人として出席予定だった。

 斎藤氏は男性への心理的ケアを準備していたと会見で説明し「心理的なプレッシャーがあったと推察される。面談が間に合わず残念」と語った。百条委で今後証言する全職員に保健師や外部カウンセラーのメンタルサポートを行うと表明した。

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