水俣病「償う最後のチャンス」 被害者団体、環境相に困窮訴え

共同通信 2024年7月10日 17:48
 発言遮断問題を受けて開かれた再懇談で、伊藤環境相に話す松崎重光さん=10日午後、熊本県水俣市
 発言遮断問題を受けて開かれた再懇談で、伊藤環境相に話す松崎重光さん=10日午後、熊本県水俣市

 水俣病被害者らが伊藤信太郎環境相との懇談の際に発言を遮られた問題で、環境省が改めて設けた懇談は熊本県水俣市で10日午後も続いた。伊藤氏と面会した「水俣病患者連合」の被害者らからは、健康被害や生活困窮を訴える声が相次ぎ「明日生きているかどうかも分からない」「加害者である国にとっても償う最後のチャンス」などと早急な対応を求めた。

 患者連合の副会長で、5月の懇談で発言を遮られた松崎重光さん(82)は再懇談の終了後、取材に応じた。症状を訴えながらも患者と認められず、昨春亡くなった妻から生前「水俣病でこれだけ苦しむ日があるというのは感じていなかった」との言葉を託されたことを明かした。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「社会」記事一覧