海自、潜水手当不正で4人逮捕 一斉処分時公表せず、批判必至
![水中エレベーターから海中に出るダイバー(海上自衛隊提供)](/sites/default/files/images/newspack/2024-07PN2024071801002279.-.-.CI0003.jpg)
海上自衛隊による潜水手当不正受給で、海自は18日、海自の捜査機関である警務隊が昨年11月に虚偽有印公文書作成・同行使と詐欺容疑で隊員4人を逮捕していたと明らかにした。いずれも同12月に起訴猶予処分となった。4人のうち3人は懲戒免職となり、残る1人は依願退職した。海自は12日、手当の不正受給で計65人を懲戒処分にしたと発表したが、逮捕については触れていなかった。
失墜した信頼の回復が急務となる中、逮捕者が出ていた事実に言及しなかった姿勢に批判の声が上がるのは必至だ。
海自は12日、深い海での潜水を可能にする「飽和潜水」の訓練でダイバーが手当計約4300万円を不正受給したと発表した。