産山村の魅力、ピザにのせて 「うぶやま牧場」リニューアル ピザ窯備えたレストラン 地元の子どもら招きセレモニー
産山村山鹿の観光交流施設「うぶやま牧場」が、新たにピザ窯を設けてイタリアンレストランを備えた「UBUYAMA PLACE」として13日に開店した。7日の祝賀セレモニーでは、招かれた義務教育学校「産山学園」の子どもと保護者らが出来たてのピザを味わった。
うぶやま牧場は村が1996年、地域振興の核として開設した。標高約730メートルの高原にあり、広さ約6ヘクタール。レストランのある本館と乳製品加工場、パークゴルフ場を備える。
2022年度からは、和牛生産などを手がけるカミチクグループの九州産直市場(鹿児島市)が指定管理者として運営。首都圏などで飲食店を展開するMOTHERS(東京)を誘致し、4月以降、レストラン(約100席)の改修を進めてきた。
セレモニーでは市原正文村長が「村への集客の目玉となる施設になった。村の農産物を食材に使ってもらい、村の魅力を伝えたい」とあいさつ。参加者は生まれ変わった施設で、隣接の加工場で作ったチーズをのせたピザを頰張った。ピザ窯はイタリアから輸入したという。
産山学園9年の生徒(14)は「ピザはわずか1分半で焼き上がり、びっくり。生地がモチモチしてチーズも濃厚。にぎわって豊かな村になってほしい」と話した。(宮崎あずさ)
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