戦場のドローン操縦士、標的に 優先的攻撃も日常化、育成が課題
ウクライナの戦場ではドローンの実戦投入で戦場の在り方が一変した。製作費が安く、遠隔地から高価な戦車を破壊できるためウクライナ、ロシア両軍が活用し、貴重な操縦士を優先的に狙う攻撃も日常化した。AIによる自動操縦の研究も始まったが、当面の課題は大量生産計画に合わせた操縦士の養成だ。
ウクライナ軍で最近主流のドローンは、全長約20センチの一人称視点(FPV)型。本体のカメラが撮影する映像をゴーグル型の端末で確認しながら操作する。爆弾を抱えて標的に突っ込む自爆攻撃のほか、前線で偵察や索敵に使う。
主力の機体は最大時速約140キロで、航続距離は15キロ程度。バッテリーは大きさによるが約30分間持続する。製造費500ドル(約8万円)程度のドローンが、数百万ドルの戦車を破壊してきた。
操縦士は前線から数キロの位置で操作することも多い。ウクライナ軍の男性操縦士は「操縦士狩りと言われる攻撃で仲間が何人も死んだ」と打ち明けた。電波など痕跡がわずかでも察知されれば、ロシア軍はあらゆる兵器で周辺を総攻撃するという。
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