道州制が目的ではない? 「九州府構想」勉強会、福岡市で初会合 熊本など3政令市長が発起人
福岡、北九州、熊本の3政令市は5日、九州が一体となった広域連携に向け、「九州府構想」に関する勉強会の初会合を福岡市役所で開いた。3市長が発起人となり、今後も勉強会を開く予定で、九州・沖縄の119市のうち78市が参加の意向を表明している。
九州府は道州制の導入を見据えた九州ブロックの名称。九州市長会が2012年、推進に向けた報告書を取りまとめて政府に提出した。道州制の議論はその後、下火になったが、今年5月の九州市長会総会で、福岡市の高島宗一郎市長が市長有志による勉強会の開催を提案していた。
初会合には熊本市の大西一史市長、北九州市の武内和久市長らオンラインを含め57市の市長が出席した。高島市長が少子高齢化や人手不足といった課題に触れ、「九州の未来を明るいものにしていくため、一緒になって議論を深めていきたい」とあいさつ。福岡市の担当者が九州府構想を巡る過去の議論などを説明した後、非公開で意見を交わした。
会合では「新たな行政の改革の動きにつながることを期待する」との声も上がったが、高島市長は「制度を変えることが目的ではない」と強調した。非公開の意見交換では、経済や農業、災害支援、インフラ整備など多岐にわたって意見が出たという。
終了後、高島市長は報道陣に「ゴールの設定はしていない。それぞれの市が人口減少によって立ち行かなくなる中、われわれがどうすべきか自由に意見を出し、実行していく」と述べた。
次回会合は8月下旬から9月上旬で協議中という。(臼杵大介)
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