ウナギ人工種苗コスト半減に成功 水産庁、稚魚1匹1800円程度

共同通信 2024年7月4日 18:38
 水産庁の実証事業で人工的に育てたシラスウナギ=4日午前、東京都千代田区
 水産庁の実証事業で人工的に育てたシラスウナギ=4日午前、東京都千代田区

 水産庁は4日、養殖ウナギの大量生産に向けた人工種苗の実証事業で、稚魚1匹当たりの生産コストを1800円程度まで下げることに成功したと発表した。2020年度の3700円程度から半減し、商業化に大きく前進した。ただ、現在主流の天然種苗は180~600円といい、さらなるコスト削減は必須だ。

 日本で食べるウナギのほぼ全てが、河川などで採捕した稚魚(シラスウナギ)を養殖池で育てたもの。ここ数年は供給量が不安定で、取引価格の高止まりが続く。水産庁は14年度から人工種苗の安定供給に向けた技術開発に取り組んでいる。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「経済」記事一覧