新紙幣発行 県警「便乗詐欺に注意」 偽造、偽札使用も警戒
熊本県警は、新紙幣の発行に便乗した詐欺の発生が懸念されるとして「ゆっぴー安心メール」などを使って注意喚起している。
県警によると、県内では3日現在、新紙幣発行に関する詐欺被害は確認されていない。ただ、「従来の紙幣は使えなくなった」「旧紙幣と新紙幣の交換が必要になる」などと巧みなうそをつき、金品をだまし取る手口が予想されるという。
旧紙幣は今後も使用可能で、行政機関や金融機関が戸別訪問や電話をして紙幣交換を求めることはない。
県警は「新紙幣に関する不審な来訪者や電話、メール、交流サイト(SNS)のダイレクトメッセージがあった場合は対応せず、家族や警察に相談してほしい」と呼びかけている。
県内では昨年、聖徳太子の肖像の旧1万円の偽札100枚超を輸入し両替したとして、ベトナム国籍の男女らが逮捕される事件が発生した。県警は新紙幣の偽造や偽札の使用にも目を光らせる。(松冨浩之)
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