能登の早期復興へ支援拠点発足 政府、省庁横断で150人常駐

共同通信 2024年7月1日 11:21
 「能登創造的復興タスクフォース」の発足式であいさつする岸田首相(中央)=1日午前、石川県輪島市
 「能登創造的復興タスクフォース」の発足式であいさつする岸田首相(中央)=1日午前、石川県輪島市

 石川県で震度7を観測した元日の能登半島地震の発生から1日で半年となった。政府は、被災地の早期復興を支援する拠点「能登創造的復興タスクフォース」を石川県輪島市に設置し、発足式を開いた。常駐職員150人規模を配置。倒壊建物の解体や人手不足など、被災地が抱える課題の情報を省庁横断で共有し、復旧作業を加速させる狙いがある。

 被災地では今も、国道寸断や農地損傷などインフラ被害が深刻で、早期回復に向け、国と自治体の連携強化が急がれる。

 輪島市の県出先機関内で開かれた発足式には、岸田文雄首相が出席し「復興の課題を霞が関一体となって解決する。被災自治体のニーズに沿った創造的復興まちづくりを全力で支援する」と述べた。

 石川県庁では1日午前、犠牲者に黙とうをささげた。馳浩知事は「前を向いて頑張ろうとする県民に寄り添った対応が必要だ」と述べ、予算や制度面で国の支援が引き続き重要になるとの考えを示した。

 能登半島地震の犠牲者は災害関連死を含め、計299人となる見通しで、2016年熊本地震の死者数を上回った。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「社会」記事一覧