ミャンマーで邦人拘束発表 イオン関係者、コメ販売で
【ヤンゴン共同】ミャンマー軍事政権は6月30日、コメの販売価格を巡る違反があったとして日本人のカサマツ・ヒロシさんを拘束したと発表した。スーパーの「イオン」の関係者としている。
発表では11人が拘束されたが、カサマツさん以外はミャンマー人という。当局の統制より高い価格でコメを販売したとしている。
2021年2月のクーデター以降、事実上の内戦状態にあるミャンマーでは経済が混乱している。軍政は、下落が続く通貨チャットや生活必需品に参考のレートや価格を定めて統制を強めるが、実勢レートや実勢価格との乖離が広がっている。
発表によると、カサマツさんらが関係するショッピングモールでは統制を50~70%上回る価格でコメが販売されていたという。