立民代表選、自民と同時開催論 総裁選との相乗効果、野田元首相

共同通信 2024年6月30日 17:23
 立民内で取り沙汰される代表選日程
 立民内で取り沙汰される代表選日程

 立憲民主党内で、泉健太代表の任期満了に伴う代表選を自民党総裁選の日程に合わせる案が取り沙汰されている。総裁選に埋没する可能性もあるが、逆に相乗効果で関心を高められるとの期待がある。一方で、総裁選直後に衆院解散に踏み切られる展開に備え、早めに新代表を選ぶべきだとの意見も出ている。

 同時論を唱えるのは野田佳彦元首相だ。6月25日、自身の国政報告会で「総裁選が終わり首相が決まった後では意味がない。同じ時期に代表選を実施すべきだ」と述べた。泉氏も28日の記者会見で「一つのいい考えだ」と同調した。

 両氏の念頭にあるのは2021年の前回総裁選だ。野田氏は、当時の菅義偉首相が急きょ出馬を断念し、4人の争いとなった総裁選に「電波ジャックされた」と苦々しく振り返った。当選した岸田文雄氏は、首相就任当日に衆院解散を表明。総選挙で立民は敗北した。

 今回も、派閥裏金事件の逆風にあえぐ自民が総裁選で「選挙の顔」を替え、話題をさらったまま衆院選に突入する展開を立民は懸念する。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「政治」記事一覧