28日午後も激しい雨 熊本県内
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熊本県内は27日夜から28日朝にかけて、対馬海峡付近にある梅雨前線の影響で大雨となった。熊本地方気象台は、午後も激しい雨を予想している。
地域気象観測システム(アメダス)に基づく各地の降水量は、降り始めの26日午後3時から28日午前10時にかけ、阿蘇市乙姫で158・5ミリ、菊池市木柑子で124・0ミリ、熊本市中央区京町で123・0ミリ。
今後、九州西の海上にある積乱雲が県内上空に流れ込む見込み。28日夜にかけ、県内で1時間当たり40ミリの激しい雨が降る可能性がある。29日も雨となるが、県内全域で1時間当たり10~15ミリに落ちつく。
県危機管理防災課によると、28日午前2時現在で県内44市町村が避難所290カ所を開設し、最大402世帯518人が避難した。人的被害や建物被害は確認されていない。県教育委員会によると、県内の小中高、特別支援学校で37校が休校した。
熊本市は27日午後5時、20カ所の避難所を開設。28日午前10時現在、高齢者ら12世帯14人が避難している。市水防本部によると、北区植木町の私有地でのり面が崩れる被害の報告が1件あった。けが人や住宅への被害はない。
交通機関も乱れ、JR豊肥線と鹿児島線が熊本-肥後大津、熊本-八代で一部運休、肥後大津-宮地、荒尾-熊本で運転を見合わせた。(東誉晃、後藤幸樹)
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