イコモス声明文、北九州市に提出 門司駅遺構取り壊し決定「遺憾」

共同通信 2024年6月27日 11:00
 JR門司港駅(奥)付近に広がる初代門司駅の遺構(手前)=北九州市(市提供)
 JR門司港駅(奥)付近に広がる初代門司駅の遺構(手前)=北九州市(市提供)

 初代門司駅遺構(北九州市)の保存を求め、国連教育科学文化機関(ユネスコ)諮問機関の国際記念物遺跡会議(イコモス)がまとめた声明文を、傘下団体である日本イコモス国内委員会が27日、同市に提出した。

 声明文はテレサ・パトリシオ会長名で、初代門司駅遺構は国際的にも重要で、取り壊しは「遺憾な前例となり、国際的な遺産保護の努力を危うくする」と批判している。

 遺構を巡っては、同市が14日、追加の発掘調査と記録保存を行った後に取り壊し、複合公共施設を建設すると決定していた。

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