モンゴル、進む韓国への傾斜 北朝鮮と「対話の場」不発
![モンゴル・ウランバートルのコンビニで販売されている韓国のカップ麺=5日(共同)](/sites/default/files/images/newspack/2024-06PN2024062301000509.-.-.CI0003.jpg)
![モンゴル・ウランバートルで営業する韓国大手コンビニ「CU」=7日(共同)](/sites/default/files/images/newspack/2024-06PN2024062301000510.-.-.CI0003.jpg)
![モンゴル・ウランバートルのコンビニで販売されている韓国のビール=5日(共同)](/sites/default/files/images/newspack/2024-06PN2024062301000511.-.-.CI0003.jpg)
【ウランバートル共同】北朝鮮と国交があるモンゴルが韓国への傾斜を強めている。モンゴルは北朝鮮との対話の場として注目されてきたものの、今月開かれた国際会議「ウランバートル対話」は北朝鮮が招待に応じず不発に終わった。首都ウランバートルには韓国企業の進出が相次ぎ、関係が深まっている。
ウランバートル中心部には韓国大手の「CU」と「GS25」の店舗が並ぶ。先に進出した米国系の「サークルK」をCUが買収し、現在は韓国系2社が市場を二分している。
今月6、7両日に開かれたウランバートル対話では韓国の出席者が次々と登壇。安全保障のほか、鉱物資源の共同開発などの分野でも毎年参加者を送り、モンゴルとの結び付きは幅広い分野で強まっている。
一方、韓国紙は今月中旬、日本と北朝鮮の関係者が5月中旬にモンゴルで接触したと報道。中国ほど現地当局の監視が強くないため、過去にもモンゴルは日朝の秘密協議の舞台となってきた。
モンゴルの研究者は「対話の場所ぐらいは提供できるが、北朝鮮への直接的な影響力は既にない」と話した。
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