ロ朝条約「新しいことなし」 プーチン氏、深入り避ける思惑か
【北京共同】北朝鮮メディアは20日、ロシアのプーチン大統領と金正恩朝鮮労働党総書記が署名した「包括的戦略パートナーシップ条約」の全文を公表した。19日に金氏は「新たな高い水準の同盟関係に引き上げられた」と表明。一方、プーチン氏は同盟との言葉は使わず、20日には「過去の条約と比べて何も新しいことはない」と述べた。両国の温度差は朝鮮半島有事への深入りを避けたいロシア側の思惑を反映したとの見方もある。
北朝鮮としては、連携を強める日米韓に対し、後ろ盾のロシアの存在を誇示したい考えとみられる。
プーチン氏は条約に基づき、北朝鮮に武器を供与することを排除しないとも述べた。
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