くまモン「復興応援〝絆〟大使」に 木村知事が任命、能登半島地震被災者らと交流へ
熊本県の木村敬知事は20日の県議会代表質問で、県のPRキャラクターくまモンを新たに「復興応援〝絆〟大使」に任命する考えを示した。大使の初仕事として、8月に石川県輪島市で能登半島地震の被災者らと交流してもらう。
くまモンは九州新幹線の全線開業1年前の2010年3月にデビューし、来年15周年を迎える。昨年までの関連商品の累計売上高は1兆4596億円となっており、木村知事は「県の知名度向上と県産品の販路拡大に大きく貢献し、県民にとって、なくてはならない存在だ」と述べた。
11年3月の東日本大震災や16年4月の熊本地震、20年7月の熊本豪雨災害の後、被災者に寄り添う活動をしてきたことにも言及。「災害に見舞われ、多くの支援を頂いた熊本だからこそ、被災経験を通じた絆を大切にして被災地の復興を応援したい」と力を込めた。公明党県議団の城下広作氏(熊本市1区)への答弁。
県は今議会に提出した24年度一般会計補正予算案にくまモンの活用に関する事業費を盛り込んだ。「くまモンによる熊本ファン拡大事業」としては2千万円を計上。タイなどアジア圏の2カ国で、くまモンファン向けの感謝祭を計画する。木村知事は「国外でのファン感謝祭のほかに、私の海外トップセールスに同行してもらう」と説明。より一層の海外展開で、熊本の認知度向上を図る意向を示した。(川野千尋)
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