肥後銀行、18年ぶり新店舗 熊本県合志市に2025年2月開業 TSMC進出などに伴う人口増に対応
肥後銀行は20日、18年ぶりとなる新店舗を合志市御代志に開設すると発表した。2025年2月の開業を予定。台湾積体電路製造(TSMC)の菊陽町進出などに伴う、一帯の人口増に対応する。
店舗名は「みよしスマート支店」で、建設地は熊本電鉄御代志駅に隣接する区画整理事業地内。賃借した約1440平方メートルの敷地に、鉄骨造平屋の店舗を造る。通常の支店のほか、ローンプラザを併設。住宅ローンや資産運用といったコンサルティングに力を入れる。人口増に伴い近隣店舗への来店が増えていることから、開設を決めた。
「スマート」は「最新の」「洗練された」の意味がある。新店舗では最新のデジタル技術を使い、窓口業務を効率化。タブレット端末で要件を受け付けたり、スマートフォンで来店予約ができるようにしたりして、客の利便性を高める。
この日、現地で起工式があり、肥後銀の山木仁副頭取や荒木義行合志市長らが出席した。山木副頭取は「人口が増えている地域では、銀行は一つのインフラ。顧客のライフサイクルに合わせたサービスを提供する」と述べた。(田代智也)
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