保険金殺人の罪で無期求刑 起訴内容を否認、福岡地裁

共同通信 2024年6月19日 12:10

 福岡県うきは市の駐車場で2021年、叔父=当時(64)=を車でひいて殺害し生命保険金をだまし取ったとして、殺人や詐欺などの罪に問われた松成英一郎被告(57)の裁判員裁判論告求刑公判が19日、福岡地裁で開かれ、検察側は無期懲役を求刑した。5月27日の初公判では「私は無罪です」と起訴内容を否認した。

 検察側は論告で、被告が意図的に、叔父を少なくとも3回車でひいたと指摘した。

 起訴状によると、21年4月1日午後8時20分~8時半ごろ、大分県日田市の叔父西村一敏さんを軽乗用車で複数回ひいて死亡させた上、うその告知書を保険会社に提出し、同12日に約1490万円を入金させたとしている。

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