北里柴三郎と福沢諭吉の業績紹介 新紙幣発行記念 熊本市の鶴屋百貨店 24日まで
7月3日の新紙幣発行を記念して、新千円札の肖像に採用された小国町出身の北里柴三郎と、現行1万円札の肖像の福沢諭吉(大分県中津市出身)の業績を紹介する企画展が19日、熊本市中央区の鶴屋百貨店で始まった。新旧紙幣の顔でもある2人の関係性に加え、最新の偽造防止技術も紹介している。24日まで。
新紙幣の紹介では、高精細なすかしを入れる最新技術や、顔が浮かび上がって見える3Dホログラムの仕組みを説明。実際にお札に使った肖像の原画(複製)もある。人物像紹介では、直筆の手紙、仕事道具の展示のほか、福沢が北里の伝染病研究所開設を支援したエピソードについても触れ、互いの深い関係が見て取れる。
国立印刷局や小国町、北里柴三郎記念館(小国町)などが、2人の偉業と新紙幣に親しんでもらおうと企画。記念館の北里英郎館長(67)は「北里柴三郎と福沢諭吉の関係を、お札の最新技術とともに知ってほしい」。東区から訪れた60代の女性は「柴三郎については熊本出身の人くらいしか知らなかったが、展示を見たことで理解が深まった」と喜んでいた。(諌山美羽)
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