北里柴三郎と福沢諭吉の業績紹介 新紙幣発行記念 熊本市の鶴屋百貨店 24日まで

熊本日日新聞 2024年6月19日 16:28
福沢諭吉や北里柴三郎の関係や新紙幣に用いられた最新技術などについて紹介している企画展=19日、熊本市中央区
福沢諭吉や北里柴三郎の関係や新紙幣に用いられた最新技術などについて紹介している企画展=19日、熊本市中央区

 7月3日の新紙幣発行を記念して、新千円札の肖像に採用された小国町出身の北里柴三郎と、現行1万円札の肖像の福沢諭吉(大分県中津市出身)の業績を紹介する企画展が19日、熊本市中央区の鶴屋百貨店で始まった。新旧紙幣の顔でもある2人の関係性に加え、最新の偽造防止技術も紹介している。24日まで。

 新紙幣の紹介では、高精細なすかしを入れる最新技術や、顔が浮かび上がって見える3Dホログラムの仕組みを説明。実際にお札に使った肖像の原画(複製)もある。人物像紹介では、直筆の手紙、仕事道具の展示のほか、福沢が北里の伝染病研究所開設を支援したエピソードについても触れ、互いの深い関係が見て取れる。

 国立印刷局や小国町、北里柴三郎記念館(小国町)などが、2人の偉業と新紙幣に親しんでもらおうと企画。記念館の北里英郎館長(67)は「北里柴三郎と福沢諭吉の関係を、お札の最新技術とともに知ってほしい」。東区から訪れた60代の女性は「柴三郎については熊本出身の人くらいしか知らなかったが、展示を見たことで理解が深まった」と喜んでいた。(諌山美羽)

展示会のオープニングセレモニーでテープカットする関係者たち=19日、熊本市中央区
展示会のオープニングセレモニーでテープカットする関係者たち=19日、熊本市中央区

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
熊本のニュース