阿蘇山上の草千里駐車場、「普通車枠」増加へ工事開始 渋滞緩和へ料金徴収機械化も
阿蘇市の自然公園財団阿蘇支部は18日、阿蘇山上の草千里駐車場(約1万5千平方メートル)で、普通車の収容台数を増やすための駐車線引き直しと、料金徴収を機械化する改良工事を始めた。一帯の渋滞緩和が目的で、7月15日までの工事期間中も駐車場は利用できる。
大型連休や週末、夏休み期間など混雑時期は、駐車待ちの車列ができ、渋滞の要因となっていた。減少傾向のバスなどの大型車枠を60台から26台に減らし、普通車枠を240台から328台に増やす。
日中、職員が常駐して料金を徴収していた有人料金所は、入庫する車両のナンバーを読み取る「カメラ式駐車場」へ機械化する。無人の早朝に入った車が長時間駐車し、料金を払わずに出庫する例もあったことから、車のナンバー4桁を入力すると24時間支払える精算機を6台設置する。現在の料金所は撤去する方針。
自然公園財団阿蘇支部は「一帯の渋滞緩和と公平な利用につなげたい。職員は自然公園の美化やガイド役として、山上観光の充実に力を注いでいく」としている。(宮崎あずさ)
RECOMMEND
あなたにおすすめPICK UP
注目コンテンツNEWS LIST
熊本のニュース-
【とぴっく・阿蘇市】阿蘇ロータリークラブ新役員
熊本日日新聞 -
【とぴっく・芦北町】芦北ロータリークラブ新役員
熊本日日新聞 -
【とぴっく=宇城市】若宮海水浴場で海開き
熊本日日新聞 -
【とぴっく・阿蘇市】阿蘇神社で茅の輪神事
熊本日日新聞 -
【とぴっく・宇土市】宇土小で認知症サポーター養成講座
熊本日日新聞 -
玉名荒尾中体連=上位記録
熊本日日新聞 -
井信行さん、下田美鈴さんに熊日賞贈呈
熊本日日新聞 -
実学の精神、成した金字塔 新千円札発行に寄せて 北里柴三郎記念館長・北里英郎
熊本日日新聞 -
熊本県内市町村長の総所得平均1184万円 前年を67万円上回る【2023年所得・資産公開】
熊本日日新聞 -
地域社会と統治機構、関係考察 熊本大・稲葉教授が論文集 戦国から江戸、形成過程分析
熊本日日新聞
STORY
連載・企画-
移動の足を考える
「すべての道は熊本に通じる」とは、蒲島郁夫前知事が熊本県内の道路整備に向けた意気込みを語る際に使ってきたフレーズ。地域高規格道路などの骨格的な道路や鉄道網は、地域・産業の活性化はもちろん大規模災害時の重要性も注目されています。連載企画「移動の足を考える」では、熊本県内の〝足〟の現在の姿を紹介し、未来の形を考えます。
-
学んで得する!お金の話「まね得」
お金に関する知識が生活防衛につながる時代。税金や年金、投資に新NISA、相続や保険などお金に関わる正しい知識を、ファイナンシャルプランナー(FP)の資格取得を目指す記者と一緒に楽しく学んでいきましょう。
※次回は「相続・贈与は難しい」前編。7月12日(金)に更新予定です。
コメント