イスラエル戦時内閣が解散 戦闘継続、極右の発言力増か

共同通信 2024年6月17日 20:36
 イスラエルのネタニヤフ首相(ロイター=共同) 
 イスラエルのネタニヤフ首相(ロイター=共同) 

 【エルサレム共同】イスラエル当局者は17日、ネタニヤフ首相が戦時内閣を解散したと明らかにした。ロイター通信が報じた。連立内閣は維持し、パレスチナ自治区ガザでのイスラム組織ハマスとの戦闘を今後も継続するとみられる。戦時内閣の解散で対パレスチナ強硬派の極右勢力の発言力が増し、戦闘終結に向けた道筋が一層不透明になる恐れがある。

 戦時内閣で一定の歯止め役を担ってきたガンツ前国防相が9日、辞任を表明していた。イスラエルのメディアによると、ネタニヤフ氏が16日の会合で戦時内閣の解散を伝えたという。

 連立内閣に参加する極右2政党はハマスとの停戦案合意に反対している。そのうち極右「ユダヤの力」党首ベングビール国家治安相は9日夜、ガンツ氏の後任として自身を戦時内閣に加えるよう要求。「連立パートナーをこれ以上排除すべきではない」と訴えていた。

 イスラエルメディアは、重要な決定はネタニヤフ氏やガラント国防相、デルメル戦略問題相らによる小規模な協議の枠組みで対処される見通しだと指摘している。

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