水産庁がクロマグロ産卵撮影成功 群れで一斉に受精、生態解明期待
水産庁は14日、南西諸島周辺でクロマグロの産卵シーンの撮影に成功したと発表した。群れで泳ぎながら一斉に受精させたり、海面付近で水しぶきを上げたりする様子を動画に収めた。自然環境での産卵映像は世界的にも貴重だといい、観察実績が積み重なれば不明点が多い生態の解明につながると期待される。
4日に調査船「開洋丸」がクロマグロの資源調査に訪れた海域で、産卵に偶然遭遇した。すぐにカメラを構え、メスを先頭に複数のオスが弧を描いて追う姿を捉えた。これまでも養殖場や水族館での撮影例はあるが、担当者は「広いスペースがある海でも同じ動きをしていて驚いた」と話す。
RECOMMEND
あなたにおすすめNEWS LIST
全国のニュース 「科学・環境」記事一覧-
老化卵子の染色体異常解明、理研 マウス実験、流産メカニズム理解
共同通信 -
原発の処理水放出「基準に適合」 IAEA、2回目報告書
共同通信 -
女川原発、再稼働11月に延期 東北電力、仮設倉庫の撤去遅れ
共同通信 -
帯状疱疹、65歳に定期接種 厚労省部会、ワクチン支援で案
共同通信 -
コスモス国際賞に英博士 生物保全科学の先駆者
共同通信 -
JR東海社長、水位低下で釈明 「原因究明考えた」、リニア工事
共同通信 -
規制委、東電と意見交換 デブリ取り出し安全確保で
共同通信 -
知床基地局を整備する影響照会 ユネスコ、日本政府に
共同通信 -
有人気球で高度2万メートル到達 宇宙遊覧目指す北海道内企業
共同通信 -
情報収集衛星、9月に打ち上げ H2Aロケット49号機
共同通信