「毒針なし」の新種ハチ ギャップが話題に
![栃木県立博物館の学芸員が発見した新種のハチ=2021年6月、宇都宮市(同館提供)](/sites/default/files/images/newspack/2024-06PN2024061401000181.-.-.CI0003.jpg)
栃木県立博物館の学芸員が2021年6月に見つけたハチが、新種だったと判明した。黄色と黒の模様が目立ち凶暴なスズメバチのようだが、毒針を持たない。人を刺さないというギャップからか話題を呼んでいる。毒針のように見える産卵管が特徴。栃木の旧国名にちなみ「シモツケヒラアシキバチ」と名付けられる予定だ。
宇都宮市の雑木林で昆虫採集していた学芸員栗原隆さん(47)が、秋に活動するはずのキバチを見つけ、6匹採取した。県内のハチ研究者が「配色が既存のキバチと違う」と指摘し、キバチなどの権威である国立科学博物館(東京)の篠原明彦名誉研究員に送り、新種と分かった。
県立博物館はX(旧ツイッター)で情報提供を呼びかけようと今年5月、ハチを紹介すると、3万超の「いいね」が付き話題に。5月30日には、宇都宮市内の高校生が学校の敷地内で同じ種類とみられるハチを見つけ、同館に提供した。
RECOMMEND
あなたにおすすめNEWS LIST
全国のニュース 「科学・環境」記事一覧-
老化卵子の染色体異常解明、理研 マウス実験、流産メカニズム理解
共同通信 -
原発の処理水放出「基準に適合」 IAEA、2回目報告書
共同通信 -
女川原発、再稼働11月に延期 東北電力、仮設倉庫の撤去遅れ
共同通信 -
帯状疱疹、65歳に定期接種 厚労省部会、ワクチン支援で案
共同通信 -
コスモス国際賞に英博士 生物保全科学の先駆者
共同通信 -
JR東海社長、水位低下で釈明 「原因究明考えた」、リニア工事
共同通信 -
規制委、東電と意見交換 デブリ取り出し安全確保で
共同通信 -
知床基地局を整備する影響照会 ユネスコ、日本政府に
共同通信 -
有人気球で高度2万メートル到達 宇宙遊覧目指す北海道内企業
共同通信 -
情報収集衛星、9月に打ち上げ H2Aロケット49号機
共同通信