スタチン開発の遠藤章さん死去 コレステロール低下薬、90歳

共同通信 2024年6月11日 12:10
 遠藤章さん
 遠藤章さん

 血液中のコレステロール量を下げる薬「スタチン」を開発した東京農工大特別栄誉教授の遠藤章(えんどう・あきら)さんが5日、病気のため東京都の施設で死去した。90歳。秋田県出身。葬儀は近親者で行った。後日、しのぶ会を予定している。

 スタチンは血中のコレステロールを減らす薬の総称。青カビから見つかった抗生物質「ペニシリン」と並び「奇跡の薬」と称され、冠動脈疾患や脳卒中の予防や治療のため世界中で服用されている。

 遠藤さんは製薬会社三共(現・第一三共)の研究員として6千種のカビやキノコが作る物質を調べ、1973年に青カビの培養液からスタチンの第1号となる「コンパクチン」を発見した。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「科学・環境」記事一覧