社会人女子サッカーの水俣ユニオン 白星発進 熊本県リーグに参戦

熊本日日新聞 2024年6月10日 11:29
シュートを放つ水俣ユニオンの井上未来選手(中央)=9日、水俣市
シュートを放つ水俣ユニオンの井上未来選手(中央)=9日、水俣市
ドリブルを仕掛ける水俣ユニオンの本村海里選手(左)=9日、水俣市
ドリブルを仕掛ける水俣ユニオンの本村海里選手(左)=9日、水俣市

 熊本県水俣市を拠点とした社会人女子サッカーの「水俣ユニオンフットボールクラブウィメン」は9日、エコパーク水俣で開かれた熊本県リーグの開幕戦に臨み、慶誠高を8-0と圧倒し、白星発進した。

 水俣ユニオンはミャンマー女子代表などを率いた熊田喜則監督(62)らが4月に設立した。選手の多くは市内の企業で働きながらプレー。今年から10チームで競う県リーグに参戦し、九州リーグ昇格やなでしこリーグ入りを目指す。

 開幕戦では、INAC神戸などでプレーした元日本代表の磯金みどり選手(35)を起点に両サイドから攻撃を仕掛け、前半だけで4得点。後半も4得点のゴールラッシュで大勝した。熊田監督は「得点は入ったが、まだぎこちない。合同練習の機会を増やして連係を高めたい」と気を引き締めた。

水俣ユニオンに声援を送る市民ら=9日、水俣市
水俣ユニオンに声援を送る市民ら=9日、水俣市

 ◆市民ら200人が声援
 水俣ユニオンのデビュー戦には雨にもかかわらず、市民ら約200人が駆けつけ、スティックバルーンをたたきながら声援を送った。

 地元のサッカークラブに所属する水俣第二小6年の谷川舞奈さんは「みんなうまくて格好良かった。次の試合も応援に来ます」。水俣市の平生則子さん(65)は「北海道出身の選手もいると知って、ありがたいと思った。私たち市民も盛り上げていきたい」と話した。

 観戦に訪れた髙岡利治市長は「プレーのレベルも高く、見応えがあった。水俣に元気を与える存在になってほしい」と期待を込めた。

 ゲームキャプテンを務めた井上未来選手(29)は「めちゃめちゃ緊張したけれど勝ててよかった。このままの勢いで県リーグを1位で突破し、九州リーグに進みたい」と力を込めた。(久保田尚之)

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
熊本のスポーツ