合志市職員、カスハラが心配?【市政記者席】

熊本日日新聞 2024年6月6日 20:57
合志市職員、カスハラが心配?【市政記者席】

 全国で自治体職員の退職者が増加する中、6日の合志市議会一般質問で市は、直近5年の自己都合退職者は16人と報告。退職の主な理由は心身の不調や他業種への挑戦だが、議員からはクレームや過剰要求といったカスタマーハラスメント(カスハラ)を心配する声が上がった。

 来海恵子氏(九思会)がカスハラの現状について質問。市は「(市民からの)長時間の電話が見受けられる。職員が心身ともに疲弊し、他の市民への対応ができずに苦慮している」と答弁した。ただ、カスハラを退職理由に挙げた人はいなかったという。

 カスハラ対策について市は「組織的な対応を強化している。来年度から、職員の名札をフルネームから名字のみに変えることを検討している」と述べた。退職者のうち10人が入庁10年以内で「若手職員の退職は増えていると認識している。人口増加で業務負担が増えていることも課題」と話した。(豊田宏美)

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
熊本のニュース