気候変動予測向上へ新衛星 日本と欧州、雲やちり観測
![スペースXのロケットから分離した衛星「EarthCARE」=28日(同社の中継から・共同)](/sites/default/files/images/newspack/2024-05PN2024052901000406.-.-.CI0003.jpg)
【ワシントン共同】欧州宇宙機関(ESA)は28日、JAXAと開発した地球観測衛星「EarthCARE(アースケア)」を米カリフォルニア州からスペースXのファルコン9ロケットで打ち上げた。雲や大気中のちりやほこりが気温変化に与える影響を明らかにし、気候変動の予測や天気予報の精度向上に役立てるのが狙いだ。
地球の気候は、太陽から降り注ぐエネルギーと地上から宇宙へ逃げるエネルギーのバランスで成り立っている。雲と大気中の微粒子は太陽光や地上から発散する熱を吸収・反射し、気温の変化に大きな影響を与えると考えられている。だが、その働きは複雑で、十分に解明されていない。
RECOMMEND
あなたにおすすめPICK UP
注目コンテンツNEWS LIST
全国のニュース 「科学・環境」記事一覧-
北日本「海洋熱波」で昨夏猛暑に 雲少なく日射増、英科学誌発表
共同通信 -
老化卵子の染色体異常解明、理研 マウス実験、流産メカニズム理解
共同通信 -
原発の処理水放出「基準に適合」 IAEA、2回目報告書
共同通信 -
女川原発、再稼働11月に延期 東北電力、仮設倉庫の撤去遅れ
共同通信 -
帯状疱疹、65歳に定期接種 厚労省部会、ワクチン支援で案
共同通信 -
コスモス国際賞に英博士 生物保全科学の先駆者
共同通信 -
JR東海社長、水位低下で釈明 「原因究明考えた」、リニア工事
共同通信 -
規制委、東電と意見交換 デブリ取り出し安全確保で
共同通信 -
知床基地局を整備する影響照会 ユネスコ、日本政府に
共同通信 -
有人気球で高度2万メートル到達 宇宙遊覧目指す北海道内企業
共同通信