世界初の木造人工衛星が完成 京都大、9月にも宇宙へ

共同通信 2024年5月28日 17:55
 木造人工衛星について語る、宇宙飛行士で京大特定教授の土井隆雄さん=28日午後、京都市
 木造人工衛星について語る、宇宙飛行士で京大特定教授の土井隆雄さん=28日午後、京都市

 京都大と住友林業は28日、宇宙における木材活用の可能性を実証するため、開発に取り組んでいた世界初の木造人工衛星が完成したと発表した。衛星は6月に宇宙航空研究開発機構(JAXA)に引き渡し、9月にも米ケネディ宇宙センターから打ち上げられるスペースX社のロケットで、国際宇宙ステーションへ運ぶ。

 研究総括を務める宇宙飛行士で京大特定教授の土井隆雄さんは「将来的には(衛星内部の)電子基板部分も含めて100%木造で作りたい」と語った。

 木造人工衛星は、木と人工衛星の意味を合わせて「LignoSat(リグノサット)」と命名。木と人工衛星の1辺が約10センチ、重さ約1キロの立方体だ。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「科学・環境」記事一覧