世界初の木造人工衛星が完成 京都大、9月にも宇宙へ
![木造人工衛星について語る、宇宙飛行士で京大特定教授の土井隆雄さん=28日午後、京都市](/sites/default/files/images/newspack/2024-05PN2024052801001632.-.-.CI0003.jpg)
京都大と住友林業は28日、宇宙における木材活用の可能性を実証するため、開発に取り組んでいた世界初の木造人工衛星が完成したと発表した。衛星は6月に宇宙航空研究開発機構(JAXA)に引き渡し、9月にも米ケネディ宇宙センターから打ち上げられるスペースX社のロケットで、国際宇宙ステーションへ運ぶ。
研究総括を務める宇宙飛行士で京大特定教授の土井隆雄さんは「将来的には(衛星内部の)電子基板部分も含めて100%木造で作りたい」と語った。
木造人工衛星は、木と人工衛星の意味を合わせて「LignoSat(リグノサット)」と命名。木と人工衛星の1辺が約10センチ、重さ約1キロの立方体だ。
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