熊本県高校総体 芦北高唯一の相撲部員、闘志満々 地元クラブも後押し
![芦北トレジャー相撲クラブの先輩、後輩に囲まれる芦北高相撲部の林田大和さん(前列中央)=23日、芦北町](/sites/default/files/styles/crop_default/public/2024-05/IP240525TAN000029000_03.jpg?itok=a-cACaGr)
芦北高唯一の相撲部員、林田大和さん(3年)が、6月1日にある熊本県高校総体に出場する。中学時代に全国3位に入り、強豪高から誘いもあったが「地元を盛り上げたい」と〝残留〟を決意。保育園のころから通う芦北トレジャー相撲クラブの先輩や後輩の後押しを受け、勝負の土俵へ上がる。
林田さんは相撲好きの祖父の影響で物心ついた時にはまわしを締めていた。佐敷小では陸上部と掛け持ちし、6年時にジャベリックボール投げで県1位になったこともある。佐敷中3年で出場した全国都道府県中学生相撲選手権では個人軽量級で3位に輝いた。
高校進学後は同クラブで週6回汗を流す。日大相撲部OBで監督の本田貴紀さん(33)らの胸を借りて技を磨いてきた。小学生の後輩を指導する機会もあり、「子どもたちに分かりやすく技や動きを伝えられるように、相撲を深く考えるようになった」と話す。
身長164センチ、体重71キロの小兵。前みつを取って前に出る相撲が持ち味だ。本田さんは「スピードと反応の良さが魅力。最後まであきらめない粘り強さもある」と評する。
昨年の総体は軽量級で県と九州のチャンピオンになり、全国でも5位に入った。「家族や監督、コーチ、地域の人たちに支えてもらい、1人でも頑張ることができた」と林田さん。最後の大会に向け「悔いが残らないよう全力を出すだけ」と静かに闘志を燃やす。(久保田尚之)
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