米国のベイカー監督作に最高賞 カンヌ国際映画祭が閉幕
![第77回カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールを受賞したショーン・ベイカー監督=25日、フランス・カンヌ(ロイター=共同)](/sites/default/files/images/newspack/2024-05PN2024052601000177.-.-.CI0003.jpg)
![第77回カンヌ国際映画祭で女優賞に輝いたカルラ・ソフィア・ガスコンさん(左)とプレゼンターの役所広司さん=25日、フランス・カンヌ(ゲッティ=共同)](/sites/default/files/images/newspack/2024-05PN2024052601000178.-.-.CI0003.jpg)
【カンヌ共同】第77回カンヌ国際映画祭の授賞式が25日夜(日本時間26日未明)、フランスのカンヌで開かれ、コンペティション部門の最高賞パルムドールに米国のショーン・ベイカー監督の「アノーラ」が選ばれた。
「アノーラ」は性産業に従事する女性が、客として訪れたロシアの富豪の息子に気に入られ結婚するものの、家族らの猛反対に遭うコメディー。
授賞式では昨年男優賞に輝いた役所広司さんがプレゼンターとして登壇し「映画は国境や価値観を超えて私たちを結びつけている」とスピーチして拍手を受けた。イランから極秘出国してきたモハマド・ラスロフ監督の「聖なるイチジクの種」には特別賞が贈られた。