服用後に性交渉、相手が妊娠 胎児に奇形の恐れある薬、初事例
厚生労働省は23日、胎児に奇形を引き起こす恐れのある薬を服用した男性が避妊をせず性交渉をし、相手の女性が妊娠した事例があったと明らかにした。この薬はがんの一種、多発性骨髄腫の治療薬「レブラミド」。かつて薬害を引き起こした「サリドマイド」に類似することから、服用手順が厳格に管理され、これまで妊娠事例は確認されていなかった。有識者検討会で報告した。
今回の事例を踏まえ厚労省は14日「深刻な事態を生じかねない重大な問題」として、男性患者の避妊を徹底するよう医療機関向けに通知した。
レブラミドは2010年7月に販売開始。サルの実験で胎児の奇形が確認され、妊婦の服用は禁止されている。
RECOMMEND
あなたにおすすめPICK UP
注目コンテンツNEWS LIST
全国のニュース 「科学・環境」記事一覧-
縄文時代、巨大噴火後の生活解明 鹿児島・種子島の土器分析
共同通信 -
知床対応でユネスコに緊急通知書 岬付近基地局整備で自然保護団体
共同通信 -
温泉・工場の排熱、農家で利用 岩手、「地域循環」実証実験へ
共同通信 -
探査機ボイジャー1号、通信復旧 7カ月ぶり、通常通りに科学観測
共同通信 -
ロボット開発拠点、来年4月統合 福島、研究・活用推進へ
共同通信 -
水産庁がクロマグロ産卵撮影成功 群れで一斉に受精、生態解明期待
共同通信 -
宇宙ごみ50mまで接近して撮影 民間企業の衛星ADRAS―J
共同通信 -
京都賞に英教授ら3氏 稲盛財団が発表
共同通信 -
太陽光パネル再資源化へ検討加速 義務化推進へ来年にも法案提出
共同通信 -
東北大「日本の大学改革を先導」 十兆円支援の卓越大第1号認定へ
共同通信