奄美のサンゴ、一斉産卵 研究者「命の営み感じて」
![鹿児島県・奄美大島沖で撮影されたサンゴの産卵。「バンドル」と呼ばれるピンク色の粒が放出された=21日(興克樹さん提供)](/sites/default/files/images/newspack/2024-05PN2024052301000129.-.-.CI0003.jpg)
![鹿児島県・奄美大島沖で撮影されたサンゴの産卵=21日(興克樹さん提供)](/sites/default/files/images/newspack/2024-05PN2024052301000128.-.-.CI0003.jpg)
サンゴ礁に囲まれた鹿児島県・奄美大島の海で、夏の風物詩、サンゴの一斉産卵が23日までに確認された。ハナガサミドリイシなどのサンゴで、9月ごろにかけてさまざまな種類のサンゴが産卵する。撮影した奄美海洋生物研究会の興克樹会長(53)は「命の営みを感じてほしい」と話している。
興さんによると、島北部にある龍郷町の海岸の波打ち際で21日正午ごろ、サンゴの卵などが赤く帯状に連なって海面に浮いているのを確認。
同日深夜に海に潜ると、沖合約20メートル、水深約2・5メートルの海域で、サンゴの群体から精子と卵子の入った「バンドル」と呼ばれる直径0・5ミリほどのピンク色の粒が放出される様子が見られた。
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