AIでクジラの回遊行動を分析 富士通、八丈島で検証

共同通信 2024年5月21日 18:21
 八丈島の沿岸で調査船から撮影されたザトウクジラ=2023年2月
 八丈島の沿岸で調査船から撮影されたザトウクジラ=2023年2月
 ジャンプするザトウクジラ
 ジャンプするザトウクジラ

 富士通は21日、人工知能(AI)とカメラを使い、八丈島周辺を回遊するザトウクジラの行動を分析する技術の検証を始めると発表した。クジラの生活環境の保全につなげるとともに、ホエールウオッチングの観光客を呼び込み島の活性化に役立てる狙い。5月から10月末まで実施する。

 防災のため設置している八丈島沿岸6カ所の定点カメラに写った映像からザトウクジラの来遊パターンなどを調査する。滞在している観光客に接近状況を即時発信することも目指す。

 富士通が開発したAIに、クジラの動きや体の特徴などを学習させ、クジラが現れた際に自動で判別できるようにする。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「科学・環境」記事一覧