人工呼吸器、アラームなしで停止 自主回収、健康被害なし
医療機器大手フィリップス・ジャパン(東京)は16日までに、医療機関で使用されている人工呼吸器「V60ベンチレータ」がアラームなしで停止する恐れがあるとして自主回収を始めた。2010年11月~21年10月に出荷した6506台が対象。電力供給の電気回路に影響を与える可能性のある問題が確認されたという。
厚生労働省は「(今回の不具合が原因の)健康被害の報告はない」としている。
同社は、人工呼吸器が停止しても、患者の状態を調べる別の装置のアラームが鳴るため対応は可能だとして、重い健康被害につながる恐れはないと説明している。
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