東大、標高世界一の天文台完成 チリの高地に建設、来年観測開始

共同通信 2024年5月13日 16:01
 完成したアタカマ天文台(TAO)の山頂施設(東大TAOプロジェクト提供)
 完成したアタカマ天文台(TAO)の山頂施設(東大TAOプロジェクト提供)

 東京大が南米チリの標高5640mの高地で建設を進める「アタカマ天文台(TAO)」の山頂施設が4月に完成した。ギネスブックに「標高世界一の天文台」として認定されており、来年から大型望遠鏡での観測を始め、銀河の誕生や宇宙の起源の解明を目指す。

 TAOはチリ北部アタカマ砂漠のチャナントール山頂にあり、目では見えない天体が放つ赤外線を観測する口径6・5mの大型望遠鏡を備える。赤外線は大気中の水蒸気に吸収されやすいため、空気が乾燥した高地は観測に適しているという。

 大型望遠鏡の多くは北半球にあるため、南半球にあるTAOでは、これまで見えなかった天体も観測できるようになりそうだ。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「科学・環境」記事一覧