大規模な「太陽フレア」が頻発 磁気乱れ、衛星やGPS障害懸念
![Xクラスの強い太陽フレアが発生した太陽。複数の波長で捉えた画像を合成した=米国時間9日(NASA/SDO提供)](/sites/default/files/images/newspack/2024-05PN2024051001002039.-.-.CI0003.jpg)
太陽の表面で起こる爆発現象「太陽フレア」が頻繁に発生している。情報通信研究機構によると、8~10日に最大クラスの太陽フレアを複数回観測。地球の磁気が乱れて人工衛星や衛星利用測位システム(GPS)に障害が起きる可能性があり、同機構の担当者は「今後数日間は警戒が必要だ」と話している。
太陽フレアは、強い磁場を持つ太陽表面の黒点で起こる。爆発で強力なエックス線や電気を帯びた粒子(プラズマ)が宇宙空間に飛び出す。エックス線の強さに応じて5段階に分けられており、1段階上がるごとに規模は10倍になる。
同機構によると、8~10日に最も上の段階の「Xクラス」が5回以上起きている。
RECOMMEND
あなたにおすすめPICK UP
注目コンテンツNEWS LIST
全国のニュース 「科学・環境」記事一覧-
玄海原発で点検遅れ 非常用発電機の動作確認
共同通信 -
北日本「海洋熱波」で昨夏猛暑に 雲少なく日射増、英科学誌発表
共同通信 -
老化卵子の染色体異常解明、理研 マウス実験、流産メカニズム理解
共同通信 -
原発の処理水放出「基準に適合」 IAEA、2回目報告書
共同通信 -
女川原発、再稼働11月に延期 東北電力、仮設倉庫の撤去遅れ
共同通信 -
帯状疱疹、65歳に定期接種 厚労省部会、ワクチン支援で案
共同通信 -
コスモス国際賞に英博士 生物保全科学の先駆者
共同通信 -
JR東海社長、水位低下で釈明 「原因究明考えた」、リニア工事
共同通信 -
規制委、東電と意見交換 デブリ取り出し安全確保で
共同通信 -
知床基地局を整備する影響照会 ユネスコ、日本政府に
共同通信