憤る玄海町民「こんなに早く」 賛成派は全国的議論に期待
![佐賀県玄海町役場前で、文献調査の受け入れに抗議する人=10日午前](/sites/default/files/images/newspack/2024-05PN2024051001001626.-.-.CI0003.jpg)
請願書の議会提出が明らかになってから、わずか1カ月足らず。佐賀県玄海町の脇山伸太郎町長が10日、原発の高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定に向けた文献調査受け入れを表明した。賛成派の町議が全国的な議論を期待するのに対し、役場前に集まった町民らは「こんなに早く決定を出すのはおかしい」と憤った。
町長の会見後、賛成派の岩下孝嗣町議は「全国的な議論の俎上に載って良かった」と評価。松本栄一町議は「今後行政側の説明がなされていくことを期待する」と話した。一方、反対派の前川和民町議は「やり方があまりにも強引。十分な審議が尽くされたとは思えない」と肩を落とした。
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