帝国劇場バリアフリー化求め署名 障害者や支援者2万1千人
![署名提出後、記者会見で手話を使って話す廣川麻子さん(左)ら市民団体のメンバー=10日午後、東京都千代田区](/sites/default/files/images/newspack/2024-05PN2024051001001834.-.-.CI0003.jpg)
日本を代表する観劇ホール「帝国劇場」(東京都千代田区)が来年休館し、建て替えられる計画を巡り、障害のある観劇ファンや支援者らが10日、障害者も舞台鑑賞を楽しめるようバリアフリー化を求める約2万1千人の署名を運営会社の東宝に提出した。
署名を集めたのは市民団体「We Need Accessible Theatre!」。例えば視覚障害者でも音声ガイド、聴覚障害者でも字幕などがあれば観劇を楽しむことができる。署名呼びかけ人の1人で聴覚障害がある廣川麻子さんは「帝劇という伝統ある劇場で要望を実現してもらえたら、全国の劇場にモデルとして広がっていくのではないか」と期待を語った。