バイデン氏、移民擁護の姿勢鮮明 中南米系の取り込み図る
【ワシントン共同】米民主党のバイデン大統領は6日、ホワイトハウスでメキシコの祝日を祝う会合に出席し「われわれが世界最大の経済大国である理由は移民の存在だ」と述べた。再選を目指す11月の大統領選に向けて移民擁護の姿勢を鮮明にし、中南米系有権者の取り込みを図った。メキシコから米国に流入する不法移民の対策は大統領選で主要争点になる。
国境閉鎖などの厳しい措置を主張している共和党のトランプ前大統領は、不法移民が凶悪事件を起こしているとして「彼らは人間ではない」などと述べ、バイデン政権が掲げる寛容な移民政策を批判している。
バイデン氏は、トランプ氏が軍隊を使って1100万人を強制送還しようとしていると指摘。中南米系の市民は米社会に貢献しているとして「米国が移民の国であることを忘れてはならない」と訴えた。
バイデン政権は、幼少時に親に連れられて不法入国した若者らの強制送還を猶予する措置「DACA」の対象者に医療保険の加入資格を認める新たな規則を発表するなど、権利擁護に力を入れている。
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