福島第1、処理水タンクに腐食 経年劣化で長期管理課題に
東京電力福島第1原発で、トリチウムなどの放射性物質を含む処理水の保管タンク内面に腐食が見つかった。局所的で強度に問題はないとしているが、千基以上あるタンクには設置から10年以上経過したものもあり、東電の担当者は「経年劣化は当然進行する。点検やメンテナンスを継続していく」と話す。
東電は昨年8月に処理水の海洋放出を開始。今年3月、空になったタンク3基の内面の下部で腐食と塗装のはがれを確認した。第1原発では汚染水やそれを浄化した処理水の保管に、鋼板をボルトでつなげたフランジ型タンクや地下貯水槽を一時使用したが大規模な漏えいが続発。漏れにくい溶接型タンクに順次置き換えている。
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