受動喫煙肺がん特有の遺伝子変異 たばこを吸う人とは異なる型
受動喫煙を受けた人の肺がんでは、たばこを吸う人とは異なる型の遺伝子変異が発生し、腫瘍のがん化を促している可能性があることが分かったと国立がん研究センターなどが16日、発表した。チームは「受動喫煙を防ぐ対策の必要性を示す結果だ」としている。
チームは10代、30代のいずれかで受動喫煙を受けて肺がんとなった女性計213人のがんを遺伝子解析。受動喫煙を受けなかった人に比べ遺伝子変異が約1・1倍と多く蓄積していた。
受動喫煙は肺がんを引き起こすリスクを約1・3倍高めることが判明していたものの、遺伝子変異との関わりや、がんになる仕組みは分かっていなかった。
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